都築産業 DXの取り組み
Mission
デジタル技術を駆使して生産性を向上させ、品質を高めコストを削減することで、市場の変化に迅速に対応し顧客満足度を向上させます。そしてそこで得た利益は、社員やサプライヤーなど全ての人へ還元されるものであると考えます。
Vision
デジタル技術を活用し、製造プロセス全体を現代化し持続可能な装置メーカーに転身します。そのために、IoTやAI、ビッグデータ解析などの先進技術を導入し、リアルタイムでデータ管理や予測分析を行うことで未来企業を形成していきます。
Value
・顧客満足の向上
デジタル技術の恩恵を全ての人が受け、生み出される顧客重視のサービスを提供出来る
組織を目指します。
・革新と挑戦
新しい技術や概念を積極的に取り入れ、生産性向上に取り組みます。
・協力と多様性
あらゆる多様性を尊重し、チームとして協力しあい取り組んでいきます。
・成果への挑戦の持続
スピード感を重視し得たフィードバックから新たな挑戦を続けていきます。
都築産業 DXロードマップ
当社は、〈都築産業DX推進ロードマップ〉を設定し、
2024年第4期から2026年第2期にかけて
「AIの推進」「DX人材の育成」「ビッグデータを活用した新しいモデルの創出」を
メインテーマとし、デジタル技術を駆使したデータの効果的な活用により
弊社の安定した経営基盤を支えるDX戦略を推進します。
全体を4つのphaseに分け段階的に着実に推進していきます。
具体的な取り組み内容
業務の可視化
各セクションごとに業務フローの細分化・各業務時間の数値化を徹底的に行い、課題や非効率を洗い出します。
段階的な業務のIT化やDX化後の数値と比較し、業務効率に対する効果を見える化することで社員一人ひとりのDX推進意識を高めます。
ペーパーレス化
図面管理等を含め紙媒体での管理を廃止し、非システム化業務をシステム化させ、各システム間の連携を自動化させます。
具体的には図面データや図面データに紐づく購買情報をデータベース化し、資材調達部門~機械設計部門まで一貫したシステムを構築させます。
最終的には製造部門に加え、経理財務部門など全社的なペーパーレス化を行います。
トータル図面管理システムの構築
設計データベースを活用し、〈過去の類似図面の自動検索〉〈過去の購買情報の取得〉〈図面からのリスト自動抽出〉〈検図サポート〉等、
作業の簡略化はもちろん試算精度向上により適正価格での提案を実現させます。
RPAを活用した業務の効率化
バックオフィス部門では、RPAを活用しリピート業務に関する工数の削減を行います。
都築産業 DX推進体制
人員構成・体制
弊社代表取締役社長をCDO(最高デジタル責任者)とし、第46期4月より新たにDX推進チームを結成。
社内DX化を進めていく上でのDXデザイナーやアーキテクトを担うアナリストと、エンジニアやデータサイエンティストを担う
DXエンジニアチームの二チームより成っています。
専門知識を習得した新卒者の積極的採用により、次年度にはDX推進部を正式に発足します。
外部との協業について
地域創生プロジェクトに参加し専門知識を持った受講生と週1回のミーティングを行い、弊社の課題に対し最適且つ効率的にIT化・DX化を進めていく方法を決定しています。
また、都築産業では「未来の人づくり」と称し、地域の学生に向けたオープンカンパニーの実施や小学生向けロボットコンテストへの協賛、地域の大学サークルへの協賛など様々な取り組みを行っています。今回のDX推進においても、近隣のスタートアップ企業と協力しグループウェア関係の一元化と、地域大学と共同でメタバース工場見学などの設計を進めています。
DX人材育成・確保
外部教材やセミナーを活用し、業務の一環としてDX戦略のテーマを推進できる人材の確保・育成に取り組んでいます。
また、ITに関する基礎的な知識を身に着ける為の資格取得を目的とした社内講習を実施し、データを活用した業務の効率化や
個々のスキルアップに関する取り組みを積極的に進めています。
加えて、DX推進ができる人材の確保にも力を入れ、キャリア採用も活発的に行っています。
DXを推進するための環境整備および指標管理
環境設備について
1.DX人材の育成プログラム
外部教材やセミナーを積極的に活用し、DX戦略のテーマを推進できる人材の確保・育成を行います。
最終的にはデータサイエンティストの内製化をめざします。
2.プログラム開発用PCの設置
RPAやPythonを活用したプログラム作成のためのPCを準備し、開発後は既存のPCに横展開させ実務に導入します。
3. ネットワークセキュリティの強化
ISO27001取得を機に、ファイアウォールやVPNなどのセキュリティ対策を導入し、サーバー攻撃や不正アクセスからの保護を強化しています。
また、ウイルスセキュリティソフトの導入や複数のセキュリティ機能を一元的に管理する為、UTMソリューションを導入しています。
指標について
□業務効率の削減
各部署へのヒアリングによる業務の棚卸を徹底的に行い、課題の細分化・工数の数値化を行います。
現状の数値とIT化・DX化後の工数を比較し、削減率を数値で示し社内へ展開します。
□生産性の向上・残業時間の削減
機械設計の製図に於いて、AIやプログラム等を用いて必要部品の選定や在庫品の状況を判断し、部品リストを自動作成します。
また、AIを検図にも活用し、検図時間の短縮と人的ミスを減らします。
バックオフィス部門においては、決まった手順の業務に対しRPAを導入し大幅なこうす削減をめざします。
各部門で残業時間に対する数値目標を設定し、数値の見える化・達成率の管理を行い第50期までに確実に達成します。
□DX人材の育成
IT系資格取得者数が全従業員に対して年間5%の増加をめざしています。
最終的には、営業利益の増加をもってDX戦略の全社的な達成度の指標とし、社内への決算報告会において、公表・管理します。
サイバーセキュリティに対する取り組み
当社ホームぺージへ情報セキュリティ基本方針を制定公開し、
IPA(独立行政法人情報処理推進機構)のSEQURITYACTION制度〈二つ星〉の
自己宣言を行っています。
推進体制
都築産業では、経営者を主導として組織的且つ継続的に情報セキュリティの改善・向上に努めています。
また、情報セキュリティ維持の為に組織を設置し、情報セキュリティ規則を社内の正式な規則として定めています。
当組織は専門家の意見を元に、情報セキュリティに関する活動内容、インシデント状況、課題点等の報告、改善に関する議論等を行っています。
「ISO27001;2002]の認定基準における要求事項に適合する情報管理体制の設備・改善を行っています。
情報セキュリティ研修
情報セキュリティと個人情報に関する知識の維持・向上のため、社内で情報セキュリティ研修を実施しています。
また、緊急性の高いセキュリティインシデントや脆弱性の情報収集をし、社内周知しています。
CEO Message

